React Native アプリで TensorFlow.js を使用する

このチュートリアルでは、TensorFlow 姿勢検出モデル( MoveNet.SinglePose.Lightning ) を使用してリアルタイムの姿勢検出を行う React Native サンプル アプリをインストールして実行します。 React Native 用の TensorFlow.js プラットフォーム アダプター上に構築されたこのアプリは、前面カメラと背面カメラでポートレート モードとランドスケープ モードの両方をサポートします。

前提条件

このチュートリアルを完了するには、開発環境に以下がインストールされている必要があります。

TensorFlow.js React Native プラットフォーム アダプターはexpo-glおよびexpo-gl-cppに依存しているため、 Expoでサポートされているバージョンの React Native を使用する必要があります。

サンプルアプリをインストールして実行する

  1. tfjs-examplesリポジトリを複製またはダウンロードします。
  2. react-native/pose-detectionディレクトリに移動します。

    cd tfjs-examples/react-native/pose-detection
    
  3. 依存関係をインストールします。

    yarn
    
  4. サンプル アプリをローカルで実行します。

    yarn start
    

アプリを実行すると、端末に QR コードが表示されます。

Starting Metro Bundler
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› Metro waiting on exp://192.168.0.6:19000

Expo Go がインストールされている電話またはその他のテスト デバイスで QR コードをスキャンします。サンプル アプリは Expo Go で開くはずです。

以下のスクリーンショットは、アプリがユーザーの体のキーポイントを検出してレンダリングする様子を示しています。

肖像画風景

TensorFlow.js ライブラリが例でどのように使用されているかを理解するには、 App.tsxを参照してください。このファイル内のコメントでは、テンソル サイズの設定、モデルのロード、姿勢検出の実行などの方法が説明されています。

TensorFlow.js を使用したポーズ検出の詳細については、このブログ投稿を参照してください。

Reactive Native プラットフォーム アダプターの詳細

React Native 用の TensorFlow.js プラットフォーム アダプターは、TensorFlow.js の GPU アクセラレーション実行を提供し、TensorFlow.js 使用のすべての主要モードをサポートします。

  • モデル推論とトレーニングの両方のサポート
  • expo-glを介した WebGL による GPU サポート
  • Web からの事前トレーニング済みモデルのロードのサポート
  • IOHandlerは、非同期ストレージからのモデルの読み込みと、アプリバンドルにコンパイルされたモデルをサポートします。

完全なインストール手順については、React Native プラットフォーム アダプターのREADMEを参照してください。

React Native の TensorFlow.js のトラブルシューティング

起動時にアプリがクラッシュする場合は、設定の変更が必要になる場合があります。 React Native 用のプラットフォーム アダプターのセットアップの詳細については、 READMEを参照してください。