このページでは、TensorFlow 2.x の tf.lite.TFLiteConverter
Python API に適用された更新に関する情報を提供しています。
注意: この変更で何らかの懸念事項が生じた場合は、GitHub 課題を提出してください。
TensorFlow 2.3
inference_input_type
とinference_output_type
属性を使用する整数の入力型/出力型の量子化モデルのサポート(以前は浮動小数点のみをサポート)。こちらの使用例をご覧ください。- 動的な次元によるモデルの変換とサイズ変更のサポート
- 16 ビットアクティベーションと 8 ビットの重みによる量子化モードを実験的に追加
TensorFlow 2.2
- デフォルトで、機械学習向けの Google の最先端コンパイラテクノロジーである MLIR ベース変換 を使用。これにより、Mask R-CNN や Mobile BERT などの新しいモデルのクラスの変換が可能になり、Functional 制御フローを伴うモデルがサポートされています。
TensorFlow 2.0 と TensorFlow 1.x の比較
target_ops
属性の名前がtarget_spec.supported_ops
に変更されました。- 次の属性が削除されています。
- 量子化:
inference_type
、quantized_input_stats
、post_training_quantize
、default_ranges_stats
、reorder_across_fake_quant
、change_concat_input_ranges
、get_input_arrays()
。代わりに、tf.keras
API で量子化を意識したトレーニングがサポートされ、ポストトレーニング量子化に使用する属性数が少なくなっています。 - 視覚化:
output_format
、dump_graphviz_dir
、dump_graphviz_video
。代わりに、TensorFlow Lite モデルの視覚化には、visualize.py を使用する方法をお勧めします。 - 凍結グラフ:
drop_control_dependency
。TensorFlow 2.x では凍結グラフはサポートされていません。
- 量子化:
tf.lite.toco_convert
やtf.lite.TocoConverter
などのその他のコンバータ API が削除されています。tf.lite.OpHint
やtf.lite.constants
などのその他の関連 API が削除されています(tf.lite.constants.*
型は、tf.*
の TensorFlow データ型にマッピングされ、重複が減らされています)。